Excelでの「検索」時、ふりがな情報に気を付けろ!

やあ子供たち元気かい。今日もExcelネタで勝負していくぞ。よく、膨大なExcelファイルを見ていて、ふと文字列検索をしたくなるときがあるよな。そんな時はたいていCtrl+Fショートカットキーを使って、検索したい文字列を入力したりするね。
クエリー文字列が漢字の場合ならともかく、ひらがなや、カタカナのみからなるクエリー文字列を入力した場合は、想定しえないことがおきるので気を付けてくれ。それはずばり、漢字の読み仮名がそのままヒットしてしまうということだ。
具体的にはどういうことか、以下を見てほしい。

これは4行目では「ゆらいの」、5行目では「よし」で変換、「くる」で変換したのちに、「る」を削除することで、それぞれ入力したものだよ。そして、4行目と5行目を選択した状態で、6行目以降にフィルコピーを作成したものだ。
さて、この状態で、Ctrl+Fショートカットキーを使って、キーワード「ライノ」で検索をかけてみると、何が起きるかおわかりだろうか。そう、一見、このエクセルシートのどこにも、「ライノ」などという文字列は存在していないわけなのだが、なんと4行目をはじめとする偶数行ではいちいちヒットする、いや、ヒットしてしまうのだ。(5行目をはじめとする奇数番目の行ではヒットしない。)
もう一つ例をあげよう。今作ったシートの末尾にさらに、「ゆらゆらと」や、「ユリの花」といったセルを追記して、昇順ソートをかけるとこのようになる。

一体このExcelもしくはExcelファイルが壊れてしまったのか、あるいはExcelとはこんなバグだらけのおバカなソフトなのだろうかと重い気持ちになったりしそうなのだが、そうではない。
Excelは漢字が入力された際の、ふりがな情報を常に持っているのだ!鬱陶しいことこの上ないが、それは事実であり、上述の事例で見たように検索やソート時に悪さをするのである。しかしこれが嬉しい場面もあったりするのでなんとも言えないといったところ。なので、そういうのに悩まされずに文字列検索したい場合は、CSVに出力して、テキストエディタで行うのが一番なのかも知れないと、おじさんは思いました。今日のネタはこんなところで。チャオ!