CONCAT関数が使えない古いExcelでも複数セル値の全結合文字列を作りたい。

やあ子供たち。ついに春がやって来ましたね。桜も満開に咲いています。皆さんいかがお過ごしですか。
Excelのセルの値や文字列を、全て結合させた一つの巨大な文字列を作りたい、なんてことを思った経験は、ありませんか?そんなとき、2019など新しめのバージョンであれば、CONCAT関数を使っていとも簡単に結合文字列を作成することができるのですが、
例えばOffice2016といった古いバージョンですと、このCONCAT関数が使えないので、困ってしまいます。
例えば以下のように文字列が各行に複数並んでいる場合ですね。
CONCAT関数を使って、このように書けば、以下図)

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このように結合文字列が簡単に作れます。それでは、CONCAT関数が使えない場合はどうすればいいのでしょうか。それには以下のような数式を作成し、再帰的にこれを生成しましょう。
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はい、これはこれまで作成した結合文字列に、順次、新しい文字列を再帰的に追加していく、という結果が得られますので、エクセルの、このセルを選択した際の右下のポチをつかんで下の方までずいーっとひっぱる技ですね、これを、「オートフィル」と呼ぶらしいですが、オートフィルをこのように活用することで、CONCAT関数の使えない2016などの古いエクセルでも、結合文字列が作成できますよ、といった内容でした。

よく、メールアドレスのリストはあるのだけど、それをOutLookの宛先欄に記入するため、セミコロンを区切り文字として結合した巨大文字列を作成したい!なんていうときに使えるかも知れません。と思ったのですが、この活用事例に限っては、(ここから別の話になりますが)OutLookのバージョンによっては、あれです、まず、その各行に並んだ、改行で区切られたメールアドレスの文字列を、まずはOutlookの宛先欄に書いて、下書き保存します。そしてその下書き保存したメールをもういちど開くと、、なんと!改行で区切られていたはずの各メールアドレスが、セミコロンで区切られて、独立したメールアドレスの結合形式に、なっている!!ということがあるようです。やれやれ、知らないということは世の中、本当におそろしいですね。
今日のお話は以上だよ。チャオ!