Windowsでもgrepしたい!findstr コマンドをもっと使おう!

やあ子供たち。今日はちょっとCEDECの講演タイトルばりのキャッチ―なタイトルにしてみたよ。
Windowsのフォルダの中に、テキストファイルがたくさんあって、(そう、例えば何かのアプリが出力したログだったりね)、でその中に特定の文字列を含むものがあれば、該当するファイルのファイル名と、出現行を、あますところなく教えてほしい。


そんな時は、LinuxなどのUnix系システムではgrepコマンドを当たり前のように使うわけなのであるが、じゃあWindowsでは?ということになってくると、おじさんは今までエクスプローラの右上の方にある検索窓に何かを打ち込むようなことしか思いつかなかったんだけれども、この検索窓は何やら気まぐれで、うまく働いてくれる時とそうでない時とがあったりする印象だったんだよな。


そこで今日は「windows grep equivalent」という検索ワードでググってみたよ。するとどうだ、なんとなんと
Windowsにはfindstrというコマンドプロンプト上で使えるコマンドがあって、この日記もおじさん自身の備忘録メモという位置づけなのでここにメモしておこうかなということ。
さて使用方法は、コマンドプロンプトを立ち上げて以下を実行するとよくわかりますよと。

findstr /?|more

そしてその出力は以下のようだ。使用方法だね。

ファイルから文字列を検索します。

FINDSTR [/B] [/E] [/L] [/R] [/S] [/I] [/X] [/V] [/N] [/M] [/O] [/P]
        [/F:ファイル] [/C:文字列] [/G:ファイル] [/D:ディレクトリ一覧]
        [/A:色属性] [/OFF[LINE]] 文字列 [[ドライブ:][パス]ファイル名[ ...]]

  /B           行の先頭にあるパターンを検索します。
  /E           行の末尾にあるパターンを検索します。
  /L           検索文字列をリテラルとして使用します。
  /R           検索文字列を正規表現として使用します。
  /S           現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリから一致する
               ファイルを検索します。
  /I           検索するときに大文字と小文字を区別しません。
  /X           完全に一致する行を出力します。
  /V           一致しない行のみを出力します。
  /N           一致する各行の前に行番号を出力します。
  /M           ファイルに一致する行があるときに、ファイル名のみを出力します。
  /O           一致する各行の前に文字オフセットを出力します。
  /P           印刷不可能な文字を含むファイルをスキップします。
  /OFF[LINE]   オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。
  /A:属性      2 桁の 16 進数で色属性を指定します。"color /?" を参照してくだ
               さい。
  /F:ファイル  指定したファイルからファイル一覧を読み取ります (/ を指定する
               とコンソール)。
 /C:文字列    指定された文字列をリテラル検索文字列として使用します。
  /G:ファイル  指定されたファイルから検索文字列を取得します (/ を指定する
               とコンソール)。
  /D:ディレクトリ
               セミコロンで区切られた検索されるディレクトリ文字列テキストの
               一覧を検索します。
  [ドライブ:][パス]ファイル名
               検索するファイルを指定します。
複数の文字列を検索する場合には、引数 /C を使わず、各文字列をスペースで区切り
ます。
たとえば、FINDSTR "hello there" x.y と指定した場合は、ファイル x.y で "hello"
または "there" が検索されます。
これに対して、FINDSTR /C:"hello there" x.y と指定した場合はファイル x.y で
"hello there" が検索されます。

正規表現クイック リファレンス:
  .            ワイルドカード: 任意の文字
  *            繰り返し: ゼロ個以上の直前の文字またはクラス
  ^            行位置: 行頭
  $            行位置: 行末
  [class]      文字クラス: セットの任意の 1 文字
  [^class]     逆クラス: セット以外の任意の 1 文字
  [x-y]        範囲: 指定した範囲の任意の文字
 \x           エスケープ: メタ文字 x のリテラル使用
  \<xyz        単語位置: 単語の先頭
  xyz\>        単語位置: 単語の終わり

FINDSTR の詳細な正規表現に関しては、オンライン ヘルプのコマンド リファレンスを
参照してください。

どうだいこれは。とくにサブフォルダ構造を階層的にたどってくれる/Sオプションなっていう便利そうなものもあるじゃないですかー。
そして例えばの使用方法はこう。

findstr /R /C:"Taro" .\*.csv

これはカレントフォルダの中にある、あまねく.csvファイルに対し、その中に"Taro"という文字を含む.csvファイルをすべて、その出現行とともに出力してくれるよ。

どうだこれ一行でだぞ。Windowsなんかだと何かそういうフリーソフトとか探しに行っちゃいそうだけどそんなもの一切必要ないからねもう。このfindstrはいやいや色々オプションがたくさんあって使えそうな気がするなー。
じゃあ今日はこんなところだ。チャオ!