先日読んだ小川一水の「老ヴォールの惑星」がなかなかよかったので、「時砂の王」も読んでみた。これはタイムトラベルというものについて思いを馳せることになる作品だ。もともと個人的にはタイムトラベルというものの実現可能性には疑問があって、それを題…
小川一水という作家の、「老ヴォールの惑星」を読んでみた。私の場合、この本を手にとったきっかけは何といってもまず表紙のイラストの美しさだった。見た瞬間、どこぞの異世界を連想させる機械とも有機体ともつかぬ、海面をひた走る巨大な円筒状の物体。 こ…
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