最近は自分の考えや、プログラミングがやけに進みます。
その原動力となっている(と思っている)最近の気持ちの持ち方は、
「やるべきことや漠然とやらなくてはと思っていることを、隙を見て一気にやってしまうこと。自分にも気付かれないような速さで、一気に解決してしまいたい!」
と、なんとなくそんなものが脳の原動力になっているという気がします。
数週間とか数ヶ月かかってやろうと思っていたことは、やってみると実は数時間で終わってしまったりするし、実際、そういうものを周りの誰にも気付かれないような速さで仕上げたいという強い欲求が常にあります。キーワードは「今日中に終わらせる」「今から始めてもう夕方くらいには動いてる」。
高速道路で、次から次へと車を抜いて、とにかく速く独走体制に入りたい、という心理と似たようなものがあると思う。まわりに誰もいない快適さを求めるがためだけに、びゅんびゅん追い抜き続けるというか。また、やる必要のあることがある状態というのは気負いして重荷になってしまうものなので、その苦痛を自分から取り除いてあげるためだけに、一気に片付けてしまうこと。とにかく終わらせること自体の快感を求めて、問題にあたると、非常に効率がいいようです。もちろん問題自体が本来自分の興味の方向とよく一致しているということもありますが、それだけでは手が動きにくいものなので、解決したい、速く片付けて次に行きたい、楽になりたい、という、ある種自分自身を駆り立てるようなそういう考え方が最近はいいスパイスになっているような気がします。
これは決して場当たり的なソリューションで切り抜けるということではありません。常に次の手を考え実現させていくためには場当たり的な解決では無理なのです。なので当然最も柔軟で適切でメンテナンス性の高いソリューションを実現し続けなくては続かない話なのです。あくまで創造性ということが芯にあるので、後先考えない怠惰な態度とは正反対の態度と言えます。なので信頼性も高い。
実際、やるべきことを終わらせると時間や余裕ができて、その分他のことに気を使ったり、ボーっとしたり、やさしい気持ちで人と話せたり、いいことずくめなのです。
そういう強い思いというか動機が最初にまずあって、それを達成するための手段として自分でも驚くほど秩序だった考え方やができるようになったり、素晴らしいアイデアが出せるようになる。このことを考えるに、秩序とは、圧倒的な強い思いや勢い、言い換えるなら強大な反エントロピーの副産物として生まれるものであるのだということを改めて実感します。