バイク事故・得た教訓

昨日バイクで事故りました。体験談ではないけれど、そこから得た教訓、忘れたくないことなど。
渋滞になるかならないかの混み具合で、流れてると思ったら実は止まってたみたいな繰り返しの中で、一瞬の前方不注意から、急ブレーキが必要な場面となった。ちなみに時速は80キロである。想像してみて欲しい。バイクは何よりも「止まる」ことが大事な乗り物なのだ。急停車するときは必ず前後輪を同じタイミングでかけることが何よりも大切となる。このことが最悪の場合の究極の制動能力を実現する。必ず「前後」のブレーキを同時にかけること。
14年間バイクに乗り続けてきて、私は前輪ブレーキのみを使うことしか知らない、基本を完全に忘れた、非常に危険なライダーであった。いつもそうしてたからとっさの状況にも前輪ブレーキだけを握り締めた。当然前輪だけがロックし、バイクは転倒した。転倒したバイクはそのまま前につんのめって縦に転がり、前方車バンパーに接触、幸い搭乗者の方に怪我は全くなかった。私は運良くいち早くバイクから飛び出し路面を滑走し、転がり、腕を血だらけにしながら中央分離帯に転がった。
今回の教訓として、絶対忘れてはならないことは、以下のようなことになる。

  • 進むのか止まるのかの繰り返しとなる、渋滞のはじまりという難しい状況の中を、前日の夜に朝食の買い物を忘れたばかりに、朝飯なしでのボケボケの頭で運転した
  • 二輪車におけるとっさのブレーキング技術を全くもって身に着けていなかった己の技術のなさ。前輪プレーキのみ握り締めてロックさせた。とっさの時のために、日ごろから前後両輪を使ったブレーキングを身体に覚えこませなくてはだめだ。そうしないといつか本来なら止まれる状況なのに止まれずに死ぬことになる可能性が高い。これは全てのライダーに言えることだ。

悔やまれる。

  1. 事故ったらまず警察を呼べ。
  2. 警察くるのを待つことなくすかさずJAFを呼べ(道を塞いでる己の事故車両撤去の責任)。事故で血を流していようと誰も己の事故車など移動してはくれない。警察であってもだ。むしろ「この事故車どうやって移動するつもりなの!?」と警察に聞かれるので、JAFに連絡済みですと言えるようにしておく。だから携帯の電池は常に充電されていなくてはならない。携帯がなければお手上げである。
  3. 相手の状況を見る。会話をする。会話は互いの連絡先を交わし、責任確認を必ずする。しかもそれだけにとどめる。金銭的な話は一切してはならない。相手との交渉はあとで自分の保険会社がやってくれるからだ。
  4. 常日頃から自賠責保険証またはその写しは車とともに携帯していなくてはならない。なければそれだけで有罪だ。私はこれも期限切れのやつしか持っていなかった。
  5. そのあとに救急車だ。警察の人が呼んでくれる場合もある。どんなに血だらけでも、以上のことは現場でやっておきたい。とくに警察とJAFは必須だ。社会全体に迷惑をかけるからだ。現場で血を流して死ぬとしても死ぬ前に警察とJAFへの連絡だけはやってから死ね。
  6. 自分が病院に運ばれてからの話だが、治療費の支払いは保険家との話がついてからだから、ひとまず預け金として、一部金のみ病院側に支払い、預り証をもらうとよい。後日返してもらうか、不足分をはらうかすることになる。(事故ったら色々めんどくさいよー)
  7. 治療がひと段落したら、すかざず己の任意保険の会社に連絡をする。もちろんそれも事故当日にやっておきたい。