内視鏡手術と尿道管、その後…

膀胱鏡内視鏡手術というものをやった。
半身麻酔は麻酔のための麻酔をするので本当に最初の細い針が背中でちくっとするだけだった。あとは太い針が入った(らしき)あとは、かすかに背骨の真ん中の方で針が動くときに、チロッ!という痛みがあるかないかくらいだった。麻酔が完了すると、足の方から温かいようなしびれたような感じが広がり、やがて感覚がなくなった。感覚はみぞおちのあたりから下は、一切わからなくなった。それは、足がしびれたときに感覚がなくなるが、あれがそのままみぞおちのあたりまで来ている様子を思い浮かべればよい。まさにそれだけの感覚なのだ。
膀胱鏡手術は、何かやっているのは感覚としてわかるが、実際何の痛みも感じず、何をやっているのかも全くわからず、何回か眠りそうになってしまったほどだった。手術は2時間程度で終わった。
しかし、麻酔が切れてくると、尿道を通って膀胱にまで深く入った導尿管というものの痛みに、その後36時間ほど苦しむことになる。違和感があるのは当然でそれはまあいいのだが、前立腺のあたりがしめつけられるような痛みは常時苦痛の叫びを上げ続けたくなるような地獄の痛みである。1時間1時間が過ぎ去っていくのを、今か今かと待ち続けた。
導尿管を抜くとき。先生がうまかったのか、なんの痛みもなく、ジュボッ!という感じで抜けた。これは有難かった。ぬけたということと、その抜けるときの感覚の爽快感があった。
しかしである。抜いてから10日以上経った今も、排尿開始時の凄まじい痛みが抜けない。良くなってる気もあまりしない。思うに、前立腺の腫れによる痛みと、尿道のとくに膀胱の出口のあたり付近の痛みの、2つの原因があると考えられたが、主治医に相談したところ、尿道炎というやつでは、ないという見解だった。
昨日、ロキソニン錠を飲んでから、前立腺の腫れのようなものはかなり引いた気がする。が、排尿開始時の、尿道奥の痛みはあまり改善されていない気がする。あるいはほんの少しずつよくなってはいるのかも知れない。いや、そうでないと困るのだが…。→後日、ちゃんとおさまった。
★ここまでのあらすじ〜
年末に血尿と黒いゼリー状のものが出て、職場の仲間に話したところ、病院に行くことを強く勧められた俺は、急ぎ泌尿器科へ。早速その場の膀胱鏡にてポリーブが発見された。先生に急遽手術の予定を年始に組んでもらって受けたのが今回の手術。手術用の膀胱鏡で診てもらったら膀胱は健康そのものであり、巨大なポリーブが尿管の中から出たり引っ込んだりしていたという驚愕の事実を発見して頂いた。