尿管鏡体験

尿管の腫瘍除去のため、尿管鏡手術というものをして頂いた。麻酔は前回と同じ腰椎半身麻酔。今回は局部麻酔をした後の太い針のチロッ!という痛みが結構あり、何度も局部麻酔を打ち直してもらった。3回目くらいはさすがに痛みはなかったが、麻酔完了後に一瞬吐き気が来た。
続いて尿管鏡。見るとどうも腰のあたりの真上に装置があり、縦横に小刻みに動いている。つまり上から入ってきているのだろうか?
あとは膀胱鏡と同じでぜんぜんわからない。痛みもない。寝そうになる。今回は尿管の中に、シリコンのカテーテルを残し、これが4〜6週間くらい抜けないのだそうだ。違和感も日がたつにつれ殆どなくなった。ただし抜くときは外来で抜くそうだ。痛そうだ。でも尿管の腫瘍がとれてひとまず気持ち的にもすっきりだ。
今回は術後の尿道の痛みも、前回ほどひどくはない。とくに排尿時の痛みは前回の100分の1くらいかも知れない。これも慣れなのだろうか?
★ここまでのあらすじ
年末に血尿が出て膀胱の中で発見されたポリーブを除去すべく年始に急遽手術を受けるも、ポリーブの本体は尿管の中にあった!尿管の中の女王ポリーブを除去すべく2回目の手術に望んだのが今回の尿管鏡手術。パーフェクトな医療技術とスタッフに支えられ、見事に尿管の女王ポリーブ除去に成功!(先生方本当に有難うございました)それはポリーブというイソギンチャクの葉をまとった、階層的に分岐した、血管のようにも見えた。野菜の朝鮮人参のようでもあった。今回の腫瘍は乳頭腫という、良性のものであったが、10年以上の年月をかけて生えてきたのではないかという噂だ。19歳のときに経験した左腹下の激しい激痛はこいつの発芽祭りだったのかも知れない、いや、そうに違いない…。