だまし絵展に行ってきた

渋谷Bunkamuraで開催されている、「だまし絵」展に言ってきました。結構面白かった。まるでSIGGRAPHのエマテクやアートギャラリーを見ているようだったとまでは言いませんが、人間は昔から視覚のいたずらというものを楽しんできたのだなーと、またそういうものを作ることに情熱を燃やしていた人々が代々からいたものなのだなーと、身近な感覚として理解できました。やっぱり視覚に訴えるしかけは説明が要らないからいいですね。時代も言語も文化も飛び越えて、作者のいたずらっぽい意図が、鑑賞者である自分に一つ一つ直接、視覚として伝わってくるのがよい。人類皆兄弟ですねー。
「鞘絵」というものは、私なんかはSIGGRAPH2006のたしか国際ブースの近くに置いてあったのを初めて見て、バリバリ近代の最新アートの類かと思ってたのですが、実は世界各地で昔から、日本なんかでも江戸時代とかから作られていた、至極伝統的なトリックだったというのも驚きでした!
最も感動したのは「水の都」。これは見る価値あります!これ見るために行ってもいいと思う。その場に行かなきゃ見れないものでもあるし。
余談ですがだまし絵というとエッシャーの絵とかが有名ですが、たまに「え、この絵のどこがおかしいの?」という人が結構いるんです。しばらく絵をじっと見て考えないと気付かない人とか。それはまたそれ自体で個人的に興味深い事実でもあります。。
おみやげにエッシャーの「滝」の1000ピースパズルを買って帰りました。