SurfacePro3買った〜(since購入2日目)緊急レビュー

やあ子供たち。環境を変えるのはとても重要なことだね。新しいコンピューターを買ってみるのもその一つかも知れないよ。今回おじさんはマイクロソフトさんのSurfacePro3を買ったのでその所感メモです。あくまで個人の主観なのであしからず。。


◆外観、重さ
まずはハードの外観から。。
軽いという触れ込みが圧倒的だったので、軽いというところには随分と期待していたのだが、重かった!少なくともiPhone5を手にしたときのような驚きは感じなかった。わかりやすい指標として、iPad3の方が若干軽く、小さい。iPad3と言えばいわゆる結構な重さなので、その意味ではこれはかなり重いといえる。期待していたのはiPadAir並みの軽さだったのだが、残念ながらそうではなかった。それでも、いわゆるノートPCを持ち歩くのと同等かそれ以上のポータビリティーを保持していることに変わりはない。。

さて、軽くはなかったSurfacePro3だが、それで価値が半減してしまうというものでもない。何せこれまでにこういうハードウェアはなかった。それは、

  1. タブレット専用のチープなOSではなく本格OSの動作するPCとして使える。それでいながらさらに、
  2. ペンが使える。
  3. タッチインタフェースの可能性を探ることが出来る。

という点だ。では一つずつ見て行こう。。

◆PCとして使える
ファイルやデータが普通のファイルシステムで扱えて、つまりどこに何があるのか常にわかっているのがよいというところが自分としては一番大きかった。例えばデジカメをつないでその中身を取り込みたい場合。特殊な取り込み専用のアプリを開いたりするのではなく、デジカメの中身がフラットなファイルシステムの一部として見え、必要なものだけを選択して使うという当たり前のことが当たり前にできる良さだ。それは今回この記事の写真を本機に取り込んだりする作業の際にも実際、大いに感じたことだった。

◆ペン
OneNoteという付属のメモアプリでペンを試してみたが、プロの絵描きというわけでないのであれば、まず問題なく使えるレベル。自分は絵描きではないが、絵を描くのは好きな方。その限りで言えば、意のままに絵を描くことができる。
WacomIntuos3という小さなペンタブデバイスを昔から持っていて、それは簡単な文章や数式を描いたり、線画として落書きに毛が生えたような絵を描く目的に使ってきたが、今回それと比べて違和感も遜色も感じない。一定方向に線を引いたり何度もそこを塗ったりしたい場合、手首が上下する方向が一番やりやすいので、そこはタブレットモードにして水平な机の上に置いて好きな角度に紙(画面)を回転させながら、やりやすい形で絵を描いていくというIntuos3では無理だった作業が可能だ。以下はAutoDesk社製のSketchBookExpress(無料)を使って描いてみた絵と作業状況。

あくまで素人だからかも知れないが、、筆圧の階調のビット数が少ないという話→気にならない。またペンはホバリング時のカーソルの追従が遅いという記事があり、確かに遅くはあるのだが、気になるレベルでは全くない。
ペンは通常目にすることのない、何やら単4よりも細っこい電池に加え、ボタン型電池が入っており、何やらたくさん電池が入っているわけだが、だからといって特別重いと感じることはない。

ペンを収納する機構は本体にはないが、写真のようなホルダーがついてくる。これは画面に接着面をピタッと貼り付けることで、比較的しっかりと固定され、ペンの出し入れもとくに問題なくできる。かといってペリッと簡単にはがすこともできて、写真のようにいろいろな場所や向きで、固定することができる。この小さいペンホルダーは、何気に非常に重要なアイテムとなっているような気がする。
また、ペンは本体の付属品であり、別途注文する必要はないので、2本持ちにならないように気を付けたい。笑。

◆タッチカバー(キーボード+マウスパッドとしての)
タッチカバーのキーボードは、メイン画面の蓋にもなるのだが、それとは逆方向にぐるっと後ろに回してくることができて、そうするとキーボードの表面が裏側にむき出しになった形になる。このときキーボードは自動的に非アクティブな状態となり、その状態ではいわゆるiPadライクなタブレットとして使うこともできる。狭い場所や膝の上で作業したいときなどは自然とキーボードを後ろに回したくなる。しかし、この状態では、裏面カメラが使えなくなってしまう点、一切の妥協をしなかったというのは嘘だろうと思わずにはいられないのは私だけだろうか。また、タブレットとして使おうとするときにiPad3を使い慣れた筆者でさえ思ってしまうのがやはり「でかくて重いタブレットだな」という感は正直ある。

タッチカバーのキーボードにはマウスパッドもついており、マウスカーソルを移動させながら操作することも出来る。マウスパッドが小さいというレビューも見たが、それはMBAと比較しての話。操作上とくに問題は感じないし、むしろキーに手を置きながら親指でマウスカーソルを楽に操作できたりするので、よいと思う。
ちなみにこのマウスパッドだが、タッチカバーと本体の接触が不完全だと、画面にマウスカーソルが出ない、設定画面にも出てこないということがあった。(自分の場合最初そういう現象に出くわしただけで、その後は一度も起きていない)

◆画面タッチ
いわゆるタブレットではなくPC的な作業をしている際に、画面に触って操作できるということが、果たしてどういうことなのかずっと考えていたのだが、結論を言おう。圧倒的に便利だった。
もちろん、タッチパッドがマウスにとって代わるというわけではない。今はWEBでもアプリでもマウスによるポインティングによる操作を前提として作られているので、基本的にはマウスが手放せないデバイスであることに疑いはない。実際筆者も、本機にワイヤレスホイールマウスを当然のように取り付けて使用しており、必須アイテムとなっている。
しかし、ある種の操作についてはタッチパッドが強力な補助入力手段となるのだ。
例えばスクロール操作など、画面的にストロークの大きい変化は、操作としても手で大きく上下にスワイプした方が直観的でやりやすい。拡大縮小といった操作もつい自然に画面に手が伸びる。何だろう、マウスカーソルを目的の場所に移動するという作業が一切無用になるわけですよ。ボタンが見えているのならもうそこに触りにいけばいいだけという話。こういった直観動作は、これに慣れてしまうともう、後には戻れなくなってしまう可能性がある。
例えばこの記事書くのにしてもね、写真挿入だとかね、更新してはプレビューで確認してなんてもう何回もやるわけですよ。でそのたびにあちこちマウスカーソル移動してってやってたのが、もう画面の位置で待ち伏せして両手でポンポン触ってくだけでどんどん作業が進むわけです。
もう一つ触れておきたいのが、GoogleChrome使用時に、画面の左右スワイプで前のページに戻ったり、先に進んだりすることができる件。ウェブブラウジング時によく使う、戻るボタンから解放してくれていてとても自然な操作であり、快適だ。戻るボタン探さなくていいし、押さなくていい。
ユーザーインタフェースが適切にデザインされていればという条件つきにはなるが、遍く従来のマウスベースの操作時間が短縮できる可能性がある。

◆充電ケーブル
充電ケーブルについてはこのように、上下どちらのむきでも取り付けることが出来るようになっているが、如何せん本体の縁に沿うような向きになるようにケーブルを調整しなくてはならない。個人的には真横から直角にグサッと挿せる方がやりやすいのではないかと感じた。アダプター本体は従来のノートPCのそれと比べて数倍軽い。USBのサービスポートが一口ついており、他のデバイスの充電にも使えそうだ。

◆ステレオスピーカー
iPad3を持っているのでどうしても比較になってしまうが、横ワイドな向きで左右のスピーカーから音が出てくるというのは、やはり快適。若干低温が弱いけどそれ要求するとこじゃないしこれで十分快適。

◆Office
個人的にはExcelが好きで、Excel専用のハードがあってもよいと思ったりしているのだが、それが、おまけのようについてきたのでこれは素直にありがたいという話。OneDriveというクラウドにもアクセスできるようなので、GoogleDriveにとって代わる可能性もある。購入して利用できる立場になってしまった以上、無料で使えるというのはもはや魅力ではなくなってしまう。。とはいえ、Macからもシームレスに使えるのはやっぱりGoogleDriveだったりするわけなのでそのあたりは使い分けということにもなりそうな気もする。

Windowsらしい不安定さはお約束
不安材料としてあるのが、ホームボタンが効かなくなる現象や、再起動時、システムのロゴが出ている画面で、「システムの更新プログラムのインストールが完了するまで、しばらくお待ちください。」と出て、3分以上そのままになったりすること。あとは、自分はVisualStudio2013ExpressEditionというものをインストールしてみたのだが、その際はネット接続ができなくなったり、再起動後もトップのメニュー画面が数秒フリーズして、ホームボタンを押したらもとに戻ったりなど、買ったその日から早々に、おいおいどうなっちゃうんだみたいな不安を体験させてくれるいわゆるWindowsらしい不安材料は結構今後もありそうだ。(システム更新後の立ち上がりではお約束なのかも知れない。購入3日目にもこの現象は起きた。(後日記:購入後1か月後もこの現象は起きた。もう慣れた。))逆にそれがWindowsマシンを所有することの醍醐味でもあり、そういう不安に何度も晒されて鍛えられて、人は新しいWindowsに慣れていくものだと思っているので、この点問題はないと言ってしまってもいいのではないだろうか。そこは今まで通りなので。逆に安心するというか。

◆購入した理由、選んだ理由
NECのLAVIEZという機種で、750グラム台のWindows8.1マシンが出ているのをご存じだろうか。あれは本当に軽く、それこそ冒頭で述べたiPhone5を初めて持った時のような感動をくれたものだ。それでも何故自分は今回SP3を選んだのだろうか?それは軽さであり、8GBというメモリであり、ペンタブレット込みだったりOfficeがついてくるという、オールインワン感だった。実際それほど軽くはなかったので1つ目については期待が若干外れたが、残りに関しては、購入後の今もなお、期待通りで、裏切られてはいないという印象。

以上、気づいたことがあり次第、更新してく予定です。
チャオ!
(後日記:本記事と合わせて読みたい「購入後1か月緊急レポート」はこちら)