vs2017 community edition をインストールしてみたよ

やあ子供たちご無沙汰したな。今回おじさんはVS2017のCommunityEditionを個人的に導入してみたのでそのメモだよ。

●まずはインストールフォルダの構成がちょっと変わったのではという話。
C:\Program Files (x86)
の下にある、歴代VSのインストールフォルダは、"Microsoft Visual Studio"の後ろに、2桁バージョン表記(西暦表記とはちょっとずれてるあの紛らわしい表記)がついていたわけだけど、今回は何やら単に"Microsoft Visual Studio"という名前のフォルダができている。日付から判断してもどうやらこれがVS2017のようだ。

●次に、VS150COMNTOOLS環境変数どこいったという話。
ところで昨日ダウンロードしてきたインストーラなわけだが、インストールが完了したのに、VS150COMNTOOLS 環境変数が見当たらないことに気付いたよ。ネットを調べてみても同じような質問がたくさんされていた。そしてその中に見つけた無難そうなソリューションが、以下の手順だ。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\Common7\Tools"\VsDevCmd.bat
を実行する。
ま確かにこれをやれば、VS150COMNTOOLS 環境変数がしっかり定義された。
がしかし、このBATファイル、別のBATファイルの中からそのまま呼ぶとその後の処理が実行されず、BAT実行がそこで終了してしまうようだよ。なので、BATファイルの中から呼び出す場合は、以下のように、-no_ext オプションをつけて呼ぶか、
call "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\Common7\Tools"\VsDevCmd.bat -no_ext
あるいはこれはおじさんが勝手に見つけたのだけど、以下のより最低限な機能っぽいBATを呼ぶか、
call "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio"\2017\Community\Common7\Tools\vsdevcmd\core\vsdevcmd_start.bat
まそういうふうにすれば、VS150COMNTOOLS 環境変数がしっかり定義された状態で、以降の行に書いた処理も実行されるという感じでした。。
肝心のdevenv.exe自体は、
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\Common7\IDE
の下にあるので、ま上記環境変数以下の構成的には、これに関しては従来通りのようだ。(なお、上記パスの、「Community」となっているあたりのフォルダ構成はエディションによって変わってくるのだと思う。)
●プロジェクトファイル(.vcprojx)は、少なくともvs2015との互換性はかなり高そう
VS2015で作ったプロジェクトをVS2017で読み込んでも、Windows10のターゲットバージョンと、ツールキットのターゲットバージョンとを再確認されるだけで、プロジェクトファイルの変換といったような従来では必ず求められた操作は一切行われない。.vcprojxの内容をVS2017で開く前後で比較してみても、上述のターゲットバージョンの書き換えくらいしか、差異が確認できない。これなら、一度VS2017で作成・保存したプロジェクトを、VS2015で開くことが可能かも知れない。

また何かびっくりがあれば追記する予定。
チャオ!